プロジェクト『Ly do toi sinh ra(命の理由)』〜歌で在日ベトナム人コミュニティを繋ぐ〜

『命の理由』―ベトナム人のコミュニティの絆

ハイチュウ(Hai Trieu)は、日本で長年歌手として活動しているベトナム人です。彼はベトナムと日本で歌手活動をしながら、その他の様々な音楽活動に積極的に参加しています。

近年、日本で生活しているベトナム人の数が急増しています。在日ベトナム大使館の資料によると、現在約30万人のベトナム人が日本で生活しているとされ、在日中国人、韓国人に次いで三番目の多さとなっています。その数の多さは、日本とベトナム間の協力関係が、各分野において日増しに発展していることを表わしている一方で、様々な問題も発生させてしまっています。多くの在日ベトナム人が、日本の法律や社会、暮らしについてよく理解できておらず、そのことが原因で病気になってしまったり、法を犯してしまうことに繋がりやすくなっています。

そういった中、在日ベトナム人コミュニティ同士を繋ぎ、ベトナム人に対して信頼や興味、そして温かい気持ちを持ってもらいたいと、ハイチュウは音楽プロジェクト『LY DO SINH RA(リー ゾーシン ザー)』を立ち上げました。このプロジェクトの名前は、日本の著名なシンガーソングライターのさだまさしの曲である『命の理由』のベトナム語訳からとっており、ハイチュウ本人がこの曲の歌詞もベトナム語に訳し、歌っています。

我々在日ベトナム人協会は、このプロジェクトが目指しているものが、活動目的と一致していると考え、プロジェクトの実現に向けてハイチュウに協力していくことになりました。



これまで、日本の東京や大阪に加えて、ベトナムでも北部、中部、南部のそれぞれでミュージックビデオクリップの撮影を行ってきました。撮影には約120人が参加しました。その中にはベトナム人だけでなく、日越交流を目的とするコミュニティで積極的に活動している多くの日本人にも参加してもらいました。

在日ベトナム人協会はこのプロジェクトが完了した後も、継続的に支援を続ける予定です。そして人々のやさしさを結びつけるような活動を増やすこのプロジェクトを通し、より健全で前向きな、互いを助け合う在日ベトナム人コミュニティを目指していきます。

寺田雄介訳

7回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示