
水害にあったみなさまへ
家の片づけを始めるときに
1. 被害の状況を写真に撮る
被害の状況を記録しておく
被害の様子がわかるように、家の周りと家の中の写真を撮る。家だけでなく、壊れたもの(自動車や冷蔵庫などの家電製品)も撮影しておく。浸水した深さがわかるように水の跡を撮る。記録に残しおくことで、あとで保険金の請求や罹災証明書をとるときに役に立つ。
※罹災証明書とは
市役所に自宅が被害にあったことを書類で申請します。 市役所では申請に基づいて家屋の被害調査を行います。 罹災証明書があると、生活再建のための給付金や融資、税金や公共料金などの減免や仮設住宅へ の入居など、被害の程度に応じて支援を受けることができます。在留カードの再発行もできます。 罹災証明の受付や発行までに、数週間から1ヶ月以上かかることもありますので、市役所で手続 きを確認しましょう。
注意
申請がないと罹災証明書は発行されません。市役所に行きましょう。
2. 片づけのまえに
電気
電気が漏電しているかもしれないので、ブレーカーを確認しましょう。ブレ ーカーが落ちていると、感電の危険もありますので、電力会社に相談しまし ょう。
ガス
家の中がガスの匂いがするときは、ガス会社に連絡しましょう。 都市ガスの場合、災害が起きたときに、自動でガスが止まることになってい ます。ガスが復旧していたら、ガスメーターの復帰ボタンを押すとガスが使 えます。都市ガスが使えるかどうかは、ガス会社に確認しましょう。 プロパンガスの場合、ガスボンベが動いているときは、ガス漏れをしている かもしれないので、ガス会社に連絡しましょう。
保険会社などへの連絡
火災保険や建物共済に入っているときは、浸水したことを保険会社に伝えま しょう。修理などの補償金を受け取ることができることがあります。 アパートの場合は、大家さんへ連絡しましょう。 自宅を修理する前に、被害の状況の写真を撮り、保険会社や大家さん、家を 建てた建築業者などへ連絡しましょう。
3. 片づけをするときは
怪我をしないように
長靴やゴム手袋をする。ほこりやカビが舞っているので、必ずマ スクをします。うがいや手洗いをして、水分補給もこまめにしま しょう。
ゴミ捨てのルールはいつもと違う
自動車や冷蔵庫などの家電製品など、たくさんのゴミが出るの で、いつもの場所ではゴミを集めません。市役所や近所の人に、 ゴミの出す場所や時間を確認しましょう。
災害ボランティアに手伝ってもらう
たくさんのボランティアが「災害ボランティアセンター」に登録されています。家族だけで 片づけをするのではなく、ボランティアに手伝ってもらいましょう。災害ボランティアセン ター、社会福祉協議会、市役所に相談してみましょう。無料で手伝ってもらえます。
注意
泥棒や詐欺に気を付けてください。SNS などでの情報が、デマ情報だということもあり ます。何かおかしいと思ったら、必ず誰かに相談して ください。
在留カードやパスポートをなくしてしまったら。 大使館や入国管理局に連絡しましょう。